tabrizタブリーズ産
- タブリーズ産
- イランの最北端タブリーズは古くからアナトリア、ヨーロッパとアジアなどを結ぶ東西交易の中継地として何世紀にも渡り栄え、16世紀のサファヴィー朝の時代、最盛期を迎えました。
また、19世紀のペルシャ絨毯復興時には輸出用絨毯の製作によって復興の指導的役割を果たしました。
現在、タブリーズ産の絨毯は王朝風の「ベナム柄」と呼ばれる華やかな絨毯と、「マヒ」(小魚紋様)と呼ばれる伝統的なデザインの絨毯が代表的です。
鈎針を用いた織りは緻密で、品質も高く、落ち着いた雰囲気はどのような部屋にも馴染み、日本の家屋によく似合います。また、ピクチャーと呼ばれる絵画絨毯の産地でもあり動植物・風景・絵画などあらゆるモチーフを題材とした絨毯が織られています。
主な工房
- アラーバフ工房
- ハーッジ・ジャリーリー工房
- アーリーナサブ工房
- べナーム工房