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ペルシャ絨毯ペルシャ絨毯・トルコ絨毯・中国緞通などのカーペットの名前はお聞きになったことはあると思います。しかし、カーペットはもっと広い範囲の新疆ウイグル・インド・中央アジアからアフリカにかけて、およそ羊毛文化のある地域すべてで制作されています。それらの絨毯とペルシャ絨毯の違いは何でしょうか?ペルシャ絨毯の特徴は 「繊細」 の一言であらわされます。繊細、洗練、やわらかな曲線、うっとりするような鮮やかな色彩の中に物語のある繊細な文様、このような特徴は写本挿絵(ミニアチュール)の装飾師が絨毯の下絵を描いていたこと、ペルシャ人は総詩人といわれるような叙情的な民族性であること、などが影響しているといえます。

タブリーズ産(TABRIZ):

イランの最北端タブリーズは古くからアナトリア、ヨーロッパとアジアなどを結ぶ東西交易の中継地として何世紀にも渡り栄え、16世紀のサファヴィー朝の時代、最盛期を迎えました。 また、19世紀のペルシャ絨毯復興時には輸出用絨毯の製作によって復興の指導的役割を果たしました。 現在、タブリーズ産の絨毯は王朝風の「ベナム柄」と呼ばれる華やかな絨毯と、「マヒ」(小魚紋様)と呼ばれる伝統的なデザインの絨毯が代表的です。 鈎針を用いた織りは緻密で、品質も高く、落ち着いた雰囲気はどのような部屋にも馴染み、日本の家屋によく似合います。また、ピクチャーと呼ばれる絵画絨毯の産地でもあり動植物・風景・絵画などあらゆるモチーフを題材とした絨毯が織られています。

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