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ペルシャ絨毯ペルシャ絨毯・トルコ絨毯・中国緞通などのカーペットの名前はお聞きになったことはあると思います。しかし、カーペットはもっと広い範囲の新疆ウイグル・インド・中央アジアからアフリカにかけて、およそ羊毛文化のある地域すべてで制作されています。それらの絨毯とペルシャ絨毯の違いは何でしょうか?ペルシャ絨毯の特徴は 「繊細」 の一言であらわされます。繊細、洗練、やわらかな曲線、うっとりするような鮮やかな色彩の中に物語のある繊細な文様、このような特徴は写本挿絵(ミニアチュール)の装飾師が絨毯の下絵を描いていたこと、ペルシャ人は総詩人といわれるような叙情的な民族性であること、などが影響しているといえます。

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ケルマン産(Kerman):

ケルマンはルート砂漠西南部の高地にある古い歴史のある町で、絨毯はその周辺地域で製作される総称になっています。 砂漠の荒涼とした風景とはうって変わり、まるで自然への憧れを具現化したようなヘサルゴル(千の花の絨毯)と呼ばれる色とりどりの美しい花に埋め尽くされた意匠の絨毯が多く見られます。 ケルマンの絨毯のパイル糸は紡ぐ前の原毛のままで染められるため(先染め)、やさしい独特の発色があり色褪せせず、美しい色合いに変化していきます。 また、ケルマン北西150キロのラバーの町で製作された絨毯は、ケルマンラバーと呼ばれ現在では入手が困難とされていますが、優れた品質と美術的価値のある芸術性の高さで有名で他のケルマンとは区別されています。 ケルマンはヨーロッパで特に好まれている絨毯ですが、日本でも熱狂的なファンに支持されています。

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