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designペルシャ絨毯のデザイン(メダリオンデザイン)

【メダリオンデザイン】
「メダリオン」とよばれるデザインです。
フィールドの中心にメダリオンを配し、周りをボーダーで囲んでいるものです。
四隅にコーナー と呼ばれる様式を持つものもあり、メダリオン・コーナー・タイプと分類されます。右の絨毯にはコーナーがありませんので、メダリオン・タイプという様式になります。
花柄やエスリーミ(唐草)などと組み合わせて、全体を構成されたものが多いようです。
絨毯では最も典型的でティピカルなデザインであるメダリオンには円形・楕円形・八角形・ダイヤ形・花弁形・星形、などさまざまな形のバリエーションがあります。
メダリオンはペルシャ語でトランジといいますが、トランジとはレモンのこと。
右の絨毯のメダリオンはまさにトランジの形といえます。
ペルシャじゅうたんで一番一般的でよく目にするデザインがメダリオンでしょう。
メダリオンは、部屋のどこからでも見ることが出来るように構成されています。また、逆にメダリオンの上に支配者が座っても、まわりが同様に見えるようなデザインになっていました。メダリオンを太陽、宇宙の核とみなす考え方があるように、中心の聖なるものであることは、写本の装丁やモスクの天井タイルなどに用いられることの意味と共通するものです
メダリオンデザイン

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